ストレートネックやスマホ首に対する鍼灸治療
​（主に下向き作業などが多くて首の動きが悪かったり痛みが出てくることについて）

当院の分院が中区袋町にもございます。松鶴堂鍼灸院分院ヘルティカといいます。女性専門の鍼灸整体院であります。もしそちらの場所のほうが都合の良い場合はヘルティカにてご予約をされてください。女性の先生で安心して受けれます。

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PCスマホ症候群とは西洋医学的な疾患名として上部交差症候群とよばれるときもあります。

最近の流行りの言葉では、ストレートネックのことを若い女性の間ではスマホ首とかスマホネックということが多くなりました。SNS上とかでも頻繁に言葉が出てきています。SNS上だけではなく最近では整形外科でもストレートネックですねといわれたという方も増えてきています。レントゲン上でまっすぐに見えることが多くて首がまっすぐであるがために頭を支える筋肉の硬直により血行不良で痛みはさらに強くなってきます。

ただこのまっすぐになった首を生理的湾曲状態にもっていくという治療がなかなか難しくて整形では首を吊るような形にて牽引するのが通常の治療となります。ここで注意するのは一時的に背骨が湾曲しても、同じ姿勢を続けていたり、両側の筋肉を緩めない限り、また元に戻るという事で何の解決にもならない限りか、さらに悪化していく人をたくさん見てきました。

まずは、どうしてストレートネックになるのかを理解すべきです。そして日常生活で何を注意していくかセルフケアに取り組むこと、そして筋肉をしっかり緩めることができる治療を選ぶこと。当院の鍼治療はその点かなり有効だと感じています。

先ほどから説明している通りストレートネックは首肩こりや首の痛みだけでなくさまざまな不調につながります。そして痛みを無視していたり、何も対策をしていなかったり、痛みに鈍感で気づかないことでその次の段階に入ってきます。その次の段階に入った症状はもちろんですが頑固になってくるのでなかなか治りにくくもなります。

その多くが頸椎ヘルニアです。PC作業中において腕がにがってきたり痺れてくることでタイピングができなくなってきます。首を下に向けるだけで痺れてくるまで悪化してくる方もいます。もしくは自律神経症状のほうが悪化してきた場合は、頭痛やめまいだけでなく、メニエール病や耳鳴り、睡眠障害、最終的にメンタル異常を出してきます。こうなると仕事に行きたくないとなったりします。

最近では特にいやらしいと思う症状に関しては目の疲れと顎の疲労です。どちらもストレートネックが長期化にわたることにより慢性的な筋肉疲労から発症します。目の疲れはその後視力低下につながりスマホ老眼とも呼ばれますよね、顎は食いしばりから顎の歪み、そして歯や歯茎の異常、歯周病、歯の根元の骨折と進むことになり、まだ30代なの老眼になったり、歯が抜けたりという方も増えてきてます。

ストレートネックを予防するためには、そのままかと思うのですが長時間にわたるPC作業を減らしたり、上手に途中で休んだり、何時までするとか時間を区切ったりすることが大事です。スマホも同じですが楽しい分なかなかやめれないものですが、せめて同じ姿勢でみるのはやめたり、音だけ聞くようにしたり、ずっと同じ画面だけ見続けるという行為を休んでほしいと思います。まずはそこからが予防のスタートになります。だいたいですが2割くらい減らしてくださいというのがおおくてぜひそこを維持してくださいともよくお願いします。

長い時間スマホやパソコンの画面を見続けないこと、定期的に姿勢を変え長い時間同じ姿勢を続けないことなどが大事です。また、足を組んだり、肘をついたりしていると歪みが強くなりいわゆる捻じれも強くなり神経の圧迫も強くなり症状も強くなるので、捻じれないようにするのも大事です。

ストレートネックとスマホ首とは同じような症状になりますが、スマホが原因でなっている場合はスマホ首といわれることも多いです。原因は同じように頸椎がまっすぐになっていることもあります。

スマホのいじりすぎが原因になっている場合は、まずは下向きでスマホをみないようにするとか、長時間みるのをやめるとか、頭部を前に突き出すような形でみるとか、目を細めてまで見続けるとかを注意しなければなりません。

スマホ首のままずっと生活していくと、ずっと両側の筋肉はかたまっているので、いずれはその筋肉が傷んでいくことになり、その時には強い痛みを発していくことになります。ただでさえ重い頭を首が支えているわけですから、傷めるのも無理はない話なのです。

また、ストレートネックである首を守るために首の筋肉が硬くなるだけでなく、首の位置が前に突き出したり（顎をだすような感じ）、猫背になったり、巻き肩になったり、そして反り腰になったりと、首だけでなくしまいには背骨全体がおかしくなることになります。

そういう場合には治療も鍼だけでは難しくカッピングや骨盤矯正も併用して行うことになります。

結局、鍼灸や整体で治るのか治らないのか？が皆さんが確認したいところだとは思うのですが、鍼灸技術がもちろん大事なのと、それにともなうリハビリを含めた養生指導、どちらも必衰になります。症状が出て2～3週間くらいならほとんどの場合は治っていくのでしょうが、1か月以上たったものは、どんどんと効果率は落ちていくことになります。特にストレスが強かったり、生活リズムが不規則であるほど治りは鈍くなります。

できるだけ早く治療を始めること、間違ったセルフケアはすぐにやめること、不摂生な日常生活をあらためること、それらがうまくいけば1か月以上たっているものもよくなる場合があります。また、1か月以上がたっていても、実はある程度のところまで治っていて、ただとまっているというケースもあります。これは1年たっていてもすぐに効いてきます。途中までいい感じだったのに、セルフケアで失敗したパターンなのですが、少しの指導で回復できますのであきらめずに1度受けてみてください。治りそうなものは私のほうからおしらせします。