産後の不調についてのお悩み
(産後のトラブルでおこなう鍼灸治療や産後骨盤矯正の説明をしていきます）

産後のお母さんへの治療について

当院では、「ボキボキされる骨盤矯正が怖かった」「なるべく少ない回数で終わりたい」といったお悩みの方の来院が多い印象を受けております。他院では15分くらいで短時間で終わらせて回転率をあげたいために強い矯正を一気におこなったり、なるべく多く通ってもらいたいという思いから、初回は無料体験などで来てもらい、それから10回以上の回数券を売りつけるという治療院が多いと聞いています。

また姿勢を確認するため写真やサーモグラフィーを撮って歪んでいるのを目で確認させてそれが良くなるまで継続させるというのもよくやられております。当院では逆に1時間くらいの時間をかけながら、骨盤矯正だけでなく鍼やカッピングも使いながらゆっくりと矯正していくことで体への負担もないだけでなく、効果も長持ちしますし、姿勢などの見た目だけでなく腰痛などの症状も改善してくるのです。

また、治療回数に関してもなるべく少ない回数でということで3回を提示しております。これは自宅ででもストレッチや運動などをしていただくのを必衰としております。皆様がしっているストレッチや運動があればそれをしてもらい、何もわからない方にはどうがでご紹介しておりますので、動画を知りたい方はLINEからお問い合わせください。

ここで注意してほしいのは、ただただ運動やストレッチをすればいいのでなく、骨盤矯正をしながら段階的におこなっていくのが必要なんです。無理に運動をすることで腰痛が悪化したら意味がなくなりますから、ぜひ当院の3回でおこなう骨盤矯正にて段階を踏んでしてみてください。必ず結果が出てくるともいますので。

当院ではまずはしっかりと問診やカウンセリングをして、皆様の希望やニーズなどをしっかり把握したうえで、患者さん一人一人にあわせたにあった産後の不調や産後の様々な問題を解決できるようなご提案をしていきたいと思います。整体のことや産後の骨盤矯正などについてご不安な点などがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

産後でよく相談に来られるお悩み4選

★出産に伴って妊婦さん特有のマタニティブルーズとういう抑うつ症状や情緒不安定などメンタルに悩まされていた方がそのまま産後になっても産後うつになることが多いです。元々が不安症であったり、パーソナリティ障害であったりと気分の落ち込みが出やすいタイプであったのが、さらに産後の授乳などで睡眠不足に陥り発症していきます。いかに周りの協力を得られるか、それが難しい場合は断捨離ができるかなど鍼灸治療で体調が回復するだけでなく環境の変化も大事になってきます。鍼灸治療で回復しても前よりもさらに頑張ってしまい最終的にうつ病になってしまうケースもあるので注意したいです。

★元々が完璧主義であったりメンタルが強い方に多いことでいうと、育児も仕事も家事も全部頑張ってしまう方です。こういう場合はある時に急に動けなくなってしまうケースもあります。前兆がない分、気づきにくい場合も多くて特に朝が起きれなくなり寝たきりまでになる方もおられます。まずは育児を大事にして他のことは手を抜いていくことが大事なのかもしれません。治療では社会復帰に向けてになりますが、やはり無理してしまう性格上、早い段階でペースを落とすように指示をしています。

★これも多い悩みですが休職から復帰される時期が近付くにつれていろいろ痛みを中心とした症状が出てくる方がおられます。そういうケースの多くは本当は働きたくない方も多くて、復帰した後の働き方改革がいる方が多いです。自分のペースで働くことができるのか？体調が悪いときはどうなるのかなど前もってわかっていると体調も安定する方が多いです。治療でも仕事復帰に向けて治療をしていくことも多いです。

★これが一番多い悩みなのかもしれませんが、産後のダイエットをしたいという方が多いです。悩みとしては産前に履けていたズボンをはきたいとか、体重を戻したいという方になります。若い方ほどその意欲も強く、産後の骨盤矯正と合わせておこなうケースが多いです。もちろん治療だけでなくて食事や運動などのバランスも同時に取っていかなければいけないことからもやる気があるかどうかは引き受ける点でも大事になってくるかと思います。

簡単な答えでいうと産後は骨盤が緩んでしまっているからということです。

妊娠後は出産に向けて骨盤まわりが緩むホルモンが分泌されることで出産に向かうので、もちろん骨盤周りの筋肉や靭帯は緩み広がっていくことになり順調なお産にもつながります。

この骨盤が緩むのは問題ないでしょうが、出産後にもホルモンが出て元の形に戻る予定が、難産だったり、産後の忙しさや、休養が取れなかったり、回復などが遅れることで、開いていた骨盤が閉じていくときに不自然な閉じ方をして歪むことになります。イメージでいえば同じく左右の歪みである顎関節症も似たようなイメージがありますね。

骨盤の歪みは３タイプに分けられます。

上下の歪み、前後の歪み、開閉の歪みになります。これらの骨盤の歪みによって産後にさまざまな不調を引き起こすことになります。どのような不調がおこってくるのかについては別ページで詳しく書いていきます。産後でのいろいろなお悩みの原因の一つに骨盤のゆがみがあるかもしれません。ぜひお気軽にお問合せください。

産後の骨盤矯正は整体や骨盤矯正だけをするのが通常になります。でも結果を早期に出すには鍼灸やカッピングとの組み合わせが大事なります。その中でも鍼灸は技術的な問題が強いため状態の悪い方は院長による鍼灸治療を受けていただくのがおすすめになりますのでお知らせください。

●産後の肥立ちと鍼灸について

当院では、不妊、妊娠、出産、産後と様々なタイミングで鍼灸や整体をおこなってきました。その中でも産後のお悩みは症状に特化したものになり、その苦しい症状を少しでも楽にしたいという思いで来院されています。産後におけるホルモンバランスの異常からくる内部の変動に加えて、育児や家事などからくる身体の異常、初めてで何もわからない状態や手伝ってくれる方が少ないことからくる産後のメンタル異常、また子宮復活における子宮の形状の回復や、産道や子宮内の老廃物の排出である悪露の問題など、産後は非常に多くの身体の負担がかかる時期です。

この時期の異常は病院に相談しても時間がかかるもの、家族の協力が必要、などなかなか悩みを聞いてもらえる場所も少ないです。そんな産後の肥立ち腕おこる様々なお悩みや症状に対して当院では鍼灸によるケアをおすすめしております。

●産後の不調と鍼灸について

産後は、先ほども説明しましたが出産後の体力の低下、女性ホルモンバランスの変動、出産時の出血の量の問題、育児や授乳による身体の疲労などのため、様々な症状で悩むことが増えてきます。

多いのが、腰痛や腱鞘炎をはじめ、頭痛、ふらつき、発汗や冷えの問題、体重が痩せないなどの身体的なものや、マタニティーブルーや産後うつといったメンタルの症状がみられます。身体と心の症状のどちらか、もしくは両方に及ぶこともあります。

育児中による、授乳や抱っこによる猫背や円背などの姿勢の問題、それからくる腰痛や背部痛、手首の腱鞘炎や肩こりや頭痛、慢性疲労、慣れない育児からくる不安や孤独感、ストレスによるイラつきや気分のむらなどのメンタル症状がみられます。

まずは失われた体力や免疫力の回復のため1か月は無理をしないというのが大事です。当院でもよっぽどのことがない限り、治療は2か月後からを推奨しております。昔のように祖父母が手伝ってくれる環境ではなくなってきています。また、ご主人も仕事で忙しくなかなか手伝ってもらえない、また、育児だけでなく兄弟もいればその子の子育てもあるので、なかなか1か月間ゆっくりできないという問題もあり、多くの症状に苦しむというのが現状なので、わたしたちもできるだけその条件のもと鍼灸治療によるケアをしなければいけない時もあります。

●産後ケアにいかに鍼灸が必要となるか

鍼灸の特徴のひとつに自然治癒力をあげたり、活性化を促すということがあります。わかりやすいところでは肩こり、腰痛などに対し、鍼灸治療が効果的であることは知っていると思いますが、鍼灸が最も効果的だと思うのは自律神経やホルモンバランスを整えるというものであります。

産後で大事なことの一つに悪露の排出がありますが、これは東洋医学でいうところの瘀血の排出でありそのような穴はたくさんあります。それから子宮の形状の回復がありますが、これも子宮内への血流を促す穴があります。この穴は不妊治療でもよくつかわれるところであります。そしてホルモンバランスを整えることです。頭部や手足の末端にそのような穴があります。

あと、最も大事なことだと思うのがメンタルの問題ですが、悩みを聞いてあげたり、援助したり、寄り添う治療が大事になります。リラックスが強まればなるほど鍼灸の効果は引き出されていきます。また、悩みが多い方ほど女性治療家による治療もおすすめしております。身体的症状が強い方は男性院長の治療を、メンタルや悩みの問題からおこっているものは女性治療家と、どちらかを指名いただければあなたにとってより良い治療ができるものと思います。

当院は産後の状態を明確に確認するために、骨盤の歪みだけでなく東洋医学、主に鍼灸や整体においての各種検査をおこなっていて、骨盤のゆがみはもちろんのこと産後に乱れた自律神経やホルモンなどの調整もおこなっています。総合的におこなうことで回数が少なくなるだけでなく様々な不調も改善していくことになります。悩みの多くは産後太りの問題や、産後うつなどの精神的な問題、そして腰痛や腱鞘炎などの痛みの問題です。まれに授乳の問題や、不眠や、恥骨の痛みや尿漏れなど、悩みが多岐にわたる方もおいでになります。

産後の骨盤矯正を基本としながらその方の状況をみながら検査を増やしたり、治療方法も増やしていき、皆様のニーズにこたえるようにしています。注意してほしいのは安易に産後の骨盤矯正を受けに行かないことです。回数券を売りつけないか？15分回転の治療の中に組み込まれないか？骨盤の歪みだけをみていないか？多くのところはまずは初回無料体験で患者さんを集め、それから高額な回数券を売り、その後はその回数券がなくなるまで生かさず殺さずでしているところもあると聞きます。症状が改善しなければさらに上のコースをすすめたりしながらと医療というよりは商売のような感じがします。簡単な治療法を卒業したての若手の治療家に教えて、いかに人をさばいていくかという経営的な話法なども教えているところも多いのでそういうところはどうなのかな？と感じております。

また、もう一つ気になるのは産後の不調をすべて骨盤のゆがみにしているところが多いようです。これもおそらく若手の治療家に教えているのが簡単な骨盤の矯正方法や、回数券の売り付け方や、次回予約を取り付ける方法などであり、持っている知識や技術が少ないことになります。患者さんにとっては改善する可能性の高いものを受けたいわけであるので、知識と技術は豊富であればより良いかと思っています。

1回でも早く改善すること、患者さんに合った治療方法にて提供すること、良くならない時は医療機関に回すこと、当たり前のことかもしれませんがそれが当たり前にできるように今後も治療をしていきたいと思います。